共青森林公園 広大な公園は紅葉真っ盛り

「森」の自然が心を癒やす
 
 上海市の浦西地区の北東部にある「共青森林公園」は、森林の名の通り数多くの木が生い茂った公園だ。100ヘクタールを超える敷地に167種類12万本の木が栽培されている。
 公園は上海の母なる川と呼ばれる黄浦江の西岸にある。かつて沼だったこの地は1956年に苗を育てる畑として整備され、1986年に現在の公園としてオープンした。黄浦江沿いの公園らしく、水と緑がうまく配置されている。
 園内はまさに森といった雰囲気で、高い木が空に向かって伸びている。園内は紅葉の真っ盛りを迎えている。落葉樹の数が針葉樹の半分以下なので、見渡す限りの紅葉というわけにはいかないが、至る所に紅葉があり散策しながら眺めることができる。遊歩道が縦横に走り、案内板やベンチも整備されているので、ゆっくりと見て回れる。市街地の端といえるエリアでアクセスはあまりよくないが、この公園では大都会・上海とは思えない自然が心を癒やしてくれる。
(11月18日取材)
 
共青森林公園への行き方
最寄駅は地下鉄8号線の嫩江路駅。駅から中原路を少し南に行き、民星路を東に行く。線路を越えて軍工路を少し北に行くと南門に着く。歩くと30分以上かかるので、タクシーを利用したほうがいい。102路、124路、147路のバスが公園の入り口近くに停車するが、地下鉄との乗り継ぎがあまりよくない。入園料は15元。


共青森林公園の東部のエリア。葉が色づいている高木もあり、冬の訪れを感じさせる
 

南門の近くにプラタナスの林がある。上海のどこでも見られる街路樹だが、このプラタナスは高さが通常の街路樹の3倍近くあり、「プラタナスってこんなに大きくなるのか」と思うほどの迫力だ
 

プラタナスの林を下から見上げる。空を覆うプラタナスが美しい
 

園内には赤く色づいた木がたくさんある。上海ではあまり見られない文字通りの「紅葉」だ
 

奇怪な形の実を付けた木。実の形からフウの一種だと思われる
 

針葉樹が多いため、それを背景にして色づいた木が映える。植物園ではないので、園内に植物の名前の表示はない。この木は黄色く色づいた葉とピンクの小さな実が特徴だ
 

イチョウも園内の所々にある。遊歩道から少し離れた場所にあるイチョウの下は掃除の人の手が及ばない。黄色いじゅうたんのように落ち葉が積もっていく
 

園内の木の一部は苔むしている。公園の歴史を物語るかのようだ。広い公園なので、休日も静かに過ごすことができる
 

お花畑の規模も大きい。季節ごとの花が訪れた人の目を楽しませてくれる。園内は結婚式の前撮りをしている人たちが驚くほど多い
 

西門の近くに菊がたくさん展示されている。中国でも日本でも菊は秋を象徴する花の1つで、菊を目当てにこの公園を訪れる人も多い
 

園内の池の夕暮れ。昼間は池でボート遊びをする人が多いが、夕暮れになると池も静かになる