上海植物園 植物で季節を感じるならここ

都会のオアシス的な植物園
 
 上海の市街地の南部にある「上海植物園」は、四季折々の植物が見られるスポットだ。この植物園の前身は1954年に開園した「龍華苗圃」で、珍しい盆栽を数多く展示していた。1980年に現在の上海植物園としてオープンした。
 上海植物園の面積は約60ヘクタールで、ゆっくり見て回っても1日あれば十分だ。園内は多くのゾーンに分かれていて、各所にある案内板を見ながら回れば迷うこともない。
 立冬も過ぎて暦の上ではすでに冬。園内も晩秋から初冬へと趣を変えつつある。残念ながら一面の紅葉という場所はないが、所々に季節を感じさせる植物ある。冬場も緑が多く、都会のオアシス的な存在で、訪れた人が思い思いに過ごしている。上海植物園ではゆったりとした気持ちで季節を感じることができる。
(11月16日取材)

上海植物園への行き方
最寄駅は地下鉄3号線の石龍路駅。駅の南の石龍路を越えて、東泉路を南に行くと上海植物園の4号門に着く。駅からの距離は600メートルほどで歩いて行ける。2号門に近い龍呉路のバス停には多くのバスが停車する。入園料は15元で、温室などの施設にも入れる聯票は40元。
 

上海植物園の中央部にあるメタセコイアの並木。メタセコイアは絶滅したとされていたが、1945年に中国四川省の「水杉」と同種と認定された。高さが30メートルにおよぶこともある大木だ
 

園内の所々に紅葉した木がある。すでに落葉してしまった木もある
 

園内の中央部の芝生広場に紅葉した木がぽつんとあった。サルスベリだ


上海の紅葉を代表するイチョウ。色づいているイチョウの木もあった
 

中国で「紅楓」と呼ばれるカエデの一種。上海の市街地でも時々見掛ける木だ。日本の一般的なカエデより木も葉も小さい
 

穂を付けたアシ。園内には高さが3メートルを超えるアシもある
 

中国で「細花泡花樹」と呼ばれるアワブキの一種。赤く小さい実が秋から冬に移り変わる季節の寂しさを感じさせる
 

だいだい色の小さな実をたくさん付けた低木。サンザシの一種だ
 

上海植物園はいつ行っても花を見ることができる。赤い花はサルビア、奥の紫の花はセンニチコウだ


植物園の東の入り口である2号門の近くには花がたくさん植えられている。マリーゴールドが小さな池にその姿を映していた