長興島 みかんの島はたわわな実り

長江の恵みをみかん園で体感
 
 長興島は長江の河口に位置する3つの中州の1つで、崇明島に次ぐ大きさだ。といっても面積は崇明島の8分の1程度でしかない。それでも日本の瀬戸内海に浮かぶ小豆島より大きい。中国人が瀬戸内海を見て「日本にも大きな川があるじゃないか」と言ったという話がうなずけるスケールだ。
 長興島は「みかんの島」として知られる。栽培面積は2000ヘクタールを超え、生産量は5万トンに達する。島内のあちこちでみかん畑を見ることができる。みかんは今、たわわな実りの季節を迎えている。
 みかん狩りをするなら、長興島バスターミナルの近くのみかん園が便利だ。入場料は10元で園内では食べ放題。持ち帰りは1斤(500グラム)が2元となっている。近くには島の自然を満喫できる「長興島郊野公園」もある。長江の恵みを体感しよう。
(11月3日取材)
 
長興島への行き方
地下鉄2号線の上海科技館駅近くのバス停から「申崇四線」のバスに乗る。終点が長興島バスターミナルだ。みかん園へはターミナルから北に向かい、広い道路を越えてしばらく行くと、みかんの畑が右に見えてくる。左側は長興島郊野公園だ。
 

みかん園に並ぶみかんの木。数え切れないほどある
 

みかんが鈴なりで、まさにたわわな実りとなっている枝もある
 

陽光をいっぱいに浴びて育ったみかんは、ワックスをかけなくてもつやつやと美しい


品種が違うのか、葉が落ちた木で寂しげにたたずんでいるみかんもあった
 

道路でみかんを販売する農家の人たち。上海の市街地で買うより確実に安い。味見もできるので当たり外れも少ない
 

道路の脇にコスモスが咲いている。50歳以上の日本人なら山口百恵の『秋桜』が浮かんでくるだろう。ミツバチが冬に備えて密集めに精を出している
 

長興島に行くなら長江も見てみたい。バスターミナルの近くを通る長興2路、長興3路、長興4路のバスの終点である馬家港のバス停から南に少し歩くと長江の河岸に着く