歴史を肌で感じる老街散策

揚州の大きな魅力は街に漂う歴史の薫りだ。街の至る所に長い歴史を刻む観光スポットがある。しかし、ガイドブックに載っていない場所でも歴史の彩りは感じられる。それが古い街並み「老街」だ。


老街のれんが造りの建物。長い年月を経て、味わいが増している
 

昔ながらの生活が続く街並み
 
 揚州の歴史が感じられる老街は各所にあるが、おすすめは古運河の少し西、目抜き通りの文昌路(文昌中路)の南のエリアだ。この一帯にはれんがで造られた家屋が軒を連ねている。古いものは築200年を超えるという。200年前といえばアヘン戦争の前、清の最盛期といわれた乾隆帝の時代の直後だ。
 街では昔ながらの生活が続いている。ここにはまだ再開発の波が襲ってきていない。隣近所の付き合いも長いので、通りでおしゃべりをしている人たちの表情もおだやかだ。迷路のような路地を歩けば、揚州の古くからの魅力の一端に触れられるだろう。
 

老街の路地。迷路のように入り組んでいて、次にどんな街並みが出てくるかがお楽しみ
 

路地に掲げられた手作りの看板。「電柱の南に車を止めるな」と書かれたそっけない看板が周囲の雰囲気にマッチしている
 

日本ではほとんど見かけなくなった井戸も、この街では現役だ。時には近所の人たちが集まって、文字通りの「井戸端会議」が開かれる
 

路地でおしゃべりをする人。のんびりと寝そべる犬も住人の1人のようだ