二大、革命の方向を示した大会

一大から1年、1922年7月に上海で「中国共産党第2回全国代表大会(以下、二大)」が開かれた。この大会では中国革命の方向が示された。会場となった「二大会址」は、上海市の延安高架路と南北高架路の交差点の近く、上海のへそといえるような場所にある。
 

二大会址。石庫門造りの立派な建物だ

陳独秀が大会を主導
 
 二大は1922年7月16日から23日まで開かれた。出席者は12人の代表者にコミンテルンから派遣されたヴォイチンスキーが加わった。一大に出席できなかった委員長の陳独秀が初めて全国代表大会に出席した。一大で中心的役割を担った李達も出席していた。
 大会は陳独秀が主導した。会議では、この年の1月にコミンテルンがソ連で開いた「極東民族大会」での「帝国主義と封建主義に反対する民族民主革命を推進する」という決議を受けて議論が進められた。そして、党の最高綱領として、プロレタリアを組織し、階級闘争によって労働者と農民の独裁政治を確立し、私有財産制度を廃止し、共産主義社会を徐々に実現することを定めた。
 二大会址は延安高架路に沿った公園の中にある。資料が展示された記念館が大部分を占め、一部に会議が開かれた部屋や広報誌を編集した部屋が保存されている。館内はゆとりのある配置になっていて、ゆっくりと見学できる。
 
二大会址への行き方
地下鉄1号線の黄陂南路駅から淮海中路を西に行き、南北高架路の下を北に行くと延安高架路との交差点に着く。北西の角にある公園の中に二大会址がある。地下鉄13号線の淮海中路駅から瑞金二路を北に行き、延安中路を西に行っても距離はほとんど変わらない。入場無料で身分証明書の提示も求められないが、念のためパスポートを持参したほうがいい。
 

会議が開かれた部屋。かなり狭い。13人の出席者が口角泡をを飛ばしたのだろう

 
会議が開かれた部屋の隣に広報誌を編集した部屋がある
 

展示スペースは新しく広い。訪れる人は一大と比べれば格段に少ない