高度なトリミングのペットショップ

上海でペットがブームといえる状況になるつれ、ペットショップも増えてきた。ペットショップは人とペットの出会いの場となる。街を歩いていてもさまざまなペットショップを目にすることができる。浦東新区にあるペットショップ「心巴寵物之家」は小規模な店ながら高い技術を持つトリマーが在籍し、多くのペット愛好家が訪れている。


孫雨強さん

世界で戦った技術でトリミング
 
 心巴寵物之家は浦東新区の新たなスポーツの殿堂である東方体育中心の東約1キロメートルのところにあり、周辺は日本人にあまりなじみのないエリアだ。この店は若い経営者の孫雨強さんが5年前にオープンさせた。
 店の最大の特徴は、高い技術を身に付けたスタッフによるトリミング。その中心となっているのは黄瑜雯さんだ。黄さんは上海の専門学校で学び、この店で4年にわたってトリミングを続けてきた。トリミングの全国規模の大会で昨年、今年と2年連続で優勝し、昨年末にはアメリカで開かれた大会にも中国代表として参加した。
 店にはトリミングの台がずらりと並んでいる。台の上でしきりにほえていたイヌも黄さんがトリミングを始めるとおとなしくなる。黄さんは「イヌはそれぞれの品種でオーソドックスなトリミングのスタイルがあります。また、飼い主によってトリミングの好みも違います。そのバランスを取りながら、そのイヌに最も適したトリミングをお薦めするようにしています」と仕事の進め方を語る。店にはほかにも若いトリマーが数人いて、毎日多くのイヌをトリミングしている。料金はトリミングが120元から、シャンプーは55元からとなっている。トリミングは犬種別のカタログを見ながら、希望のスタイルを選ぶことができる。
 
健康なイヌとネコとを販売
 
 店の奥にはイヌやネコの販売コーナーがあり、さまざまな品種のイヌとネコが飼い主を待っている。中国のペット販売は歴史が浅く、粗悪な業者も少ないないといわれている。孫さんは「私の店では健康なイヌとネコを飼い主に渡すこと第一に考えています。ペットは売ったら終わりではありません。ペットショップと飼い主との関係は買っていただいたときから始まります。トリミングだけでなく、ペットの飼い方や体調を崩したときの対処法もアドバイスしています。気軽に立ち寄れる相談窓口を目指しています」と店の方針を話す。気になるペットの価格について孫さんは「ペットは流行によって値段が変化します。現在の流行でいうとイヌではトイプードルが5000元から、ヨークシャーテリアが1万元から、ネコではエキゾチックショートヘアが8000元から、アメリカンショートヘアが5000元からといったところです」と現状を語る。心巴寵物之家は若いスタッフがきびきびと働いている。上海のペット関連産業の勢いを感じさせる店だ。


心巴寵物之家の店内
 

トリミングに励む黄瑜雯さん
 

2014年の大会で優勝した黄さん(中央)
 

人気の犬種であるヨークシャーテリア
 

ネコの中で人気のエキゾチックショートヘア
 
心巴寵物之家
(住)浦东新区海阳路465号
(電)021-3868-9399