4匹のペットとにぎやかに暮らす

上海で生活する日本人の中には、現地でペットと出会った人も多い。上海での暮らしが6年を超える斎藤さん一家も、複数のネコとイヌとの出会いがあった。武さん、友理さん夫妻に長男の勲さん、長女のさくらさんの家族4人と4匹のペットのにぎやかな生活が続いている。


斎藤さん一家(左から武さん、さくらさん、勲さん、友理さん)と3匹のペット

ペットで強まった家族の絆
 
―どんなペットを飼っていますか。
友理さん 現在は雑種のネコが2匹、ブリティッシュショートヘアという品種のネコが1匹、それにトイプードルが1匹います。
 
―4匹はどんな経緯で飼うことになったのですか。
友理さん 夫の転勤によって、上海での生活が始まったのが2009年3月でした。雑種のネコの「クミン」はそのときに日本から連れて来ました。ブリティッシュショートヘアの「つぶ」は、その年の9月に上海のペットショップでたまたま出会い、人懐っこい瞳に一目ぼれして、その日のうちに家族の一員になりました。プードルの「オリーブ」は、ペットショップで目が合い、手を差し伸べるとペロペロとなめてくれました。このときは上海の生活に少し疲れていたので、癒やされて飼い始めました。11年12月のことです。雑種のネコの「ジェマ」は野良猫だったのを今年2月から飼っています。
 
―多くのペットとの生活はどうですか。
友理さん ペットがいることで家族の絆も強くなっていると思います。息子も娘も動物が大好きです。ネコとイヌがいることで癒やされ、心穏やかでいられるためか、2人とも反抗期がなく素直に育っています。夫も「夜遅く帰ったときに迎えてくれるのはペットだけだ」と言ってかわいがっています。上海はペットを飼う環境が充実しているので、日本にいるときと変わらない感覚で飼えます。
 
野良猫との運命的な出会い
 
―野良猫だったジャマを飼うことになった経緯は。
友理さん 今年の春節の1週間ほど前に、娘が帰宅するとき1匹の小さな野良猫がついてきました。息子が帰宅するときにもついてきたので、マンションの下でごはんをあげました。次の日はマンションの1階のソファで寝ていました。その姿を見て「野良猫だけど、家の中で暮らしたいのかな」と思い、次の日もいたら動物病院で飼えるかどうかを検査することにしました。次の日の朝は姿が見えなかったのですが、「ねこちゃん」と声を掛けると「にゃー」といって出てきました。その日のうちに病院に連れて行って検査し、健康に問題ないことがわかって我が家の一員になりました。運命的な出会いだと思っています。右目が青、左目が緑で宝石のようだったので、イタリア語で宝石を意味する「ジェマ」と名付けました。
 
―野良猫を飼ってどんなことがありましたか。
友理さん 拾ったときは生後6カ月くらいでした。子猫でしたが、一番の先輩格であるクミンがごはんを食べているときはじっと見ていました。ネコの世界にも縄張りや上下関係があります。半年の野良猫生活で先輩のネコに鍛えられ、そうしたしきたりがわかってるんだなと感心しました。野良猫に教えられることもありますね。


野良猫だった「ジェマ」
 

日本から連れて来た「クミン」
 

ブリティッシュショートヘアの「つぶ」
 

トイプードルの「オリーブ」
 

ジェマと先輩ネコとの初対面はガラス越しで