FC串聯

サッカーを通じて人と人とがつながる

サッカーはいわずと知れた人気スポーツだ。サッカーボール1つで楽しむことができ、その手軽さから世界中の人に愛されている。「FC串聯」は2004年から活動している日本人のサッカーチームだ。サッカー好きが集まり、みんなで楽しくサッカーを続けている。
 

FC串聯のメンバー。親交を深めながらみなサッカーを楽しんでいる

 FC串聯というチーム名はチームワークという意味の中国語「串聯」から付けられた。活動は週に1回だけで、その中では体力トレーニングをしない。基本的なトレーニングはメンバーが個人で活動以外の日に行い、活動では試合のためのコンディション作りに励んでいる。
 FC串聯は「Zooリーグ」と呼ばれる日本人チーム8組によって構成されるリーグに参加している。リーグに参加した当初は最下位が続き、メンバーは危機感を持つようになった。そこでチームを立て直すために、人数をそれまでの10人から20人ほどに増やした。そのときに加入した1人のメンバーがチームの立て直しに大きく貢献した。そのメンバーは高校総体で優勝経験のあるチームのキャプテンを務めたことがあり、FC串聯でもその手腕を発揮した。1時間前の集合を徹底、他チームと合同練習なども実施し、メンバーがボールに触れる時間を増やした。そのおかげで、その年は首位と0.5ゲーム差の2位にまで躍進することができた。
 FC串聯はサッカーの活動によって体を鍛えることだけでなく、上海で暮らすさまざまな日本人と交流することも目的としている。チーム内で月2回懇親会を開き、積極的に交流の機会を設けている。他のチームと選抜メンバーを組み、別の大会に出場することもある。FC串聯はサッカーを通じて人と人とのつながりを広げているチームだ。
 
 <クラブ情報>
年齢層:18歳から40歳まで
活動日:毎週日曜日
活動場所:静安区工人体育場、上海対外貿易学院古北校グラウンド
活動内容:Zooリーグ(3月から11月まで開催)、その他さまざまなサッカーイベントに参加
問い合わせ先:shanghai.fckushiren@gmail.com
 

試合直前には個人個人でウオーミングアップを行う


試合当日は雨だったため、スリップして軌道が読みづらいボールを懸命に追いかけた


インターバル中にフォーメーションなどの作戦を決めて試合に臨む


ボールをうまく受け取り、一気に相手のゴールへ攻め込んでいく



チームリーダー 北野恵介さん
 私はチームリーダーとしてメンバーに試合日程を伝えたり、ほかのチームの代表者と交流したりする役割を担っています。まとめ役という形でチームの垣根を越えて多くの人と関わることができ、やりがいを感じます。サッカーは腹筋や足腰、腕などの全身の筋肉を使うハードなスポーツです。活動に参加したばかりのころは筋肉痛に悩まされていました。プレーを続けていくうちに少しずつ慣れ、体が鍛えられていきました。試合の中では個人プレーのスキルを上げるのではなく、まずはしっかりと味方にパスを回し、ゴールまでボールをつないでいうというチームプレーを重視しています。チームの目標は「楽しくプレーして、人との交流を増やす」ことです。勝ち負けだけにこだわらずに、純粋にサッカーを楽しむことを第一にしています。「サッカーが好きだ」「楽しんでプレーしたい」という人は気軽に参加してください。
 
 
メンバー 島田亘さん
 私は幼いころにサッカーを始め、今までずっと続けています。学生時代に3回ブラジルに渡り、地元のチームに入ってプレーしたこともあります。当時はサッカー中心の生活を送っていました。上海に来てからもサッカーをやりたいと思い、知り合いを通じてこのチームの活動に参加しました。サッカーはキーパー以外のプレーヤーが足だけでボールを操るという、ほかのスポーツにはない高度なテクニックを競うところに面白さを感じています。社会人なってしばらく本格的なサッカーから遠ざかっていたため、チームに入った当初は予想以上に体が動きませんでした。そのため週に3回ほどランニングをして体力をつけています。FC串聯は心底サッカーが好きなメンバーばかりで、その楽しさを共有できることに満足しています。これからもこのチームでの活動を少しでも長く続け、サッカーを楽しみたいと思っています。