陳氏太極拳養芯会

切磋琢磨しながら鍛錬し、健康な体を目指す!

中国の武術として親しまれているのが太極拳だ。河南省温県に住んでいた陳一族が創出した陳氏太極拳がその源流といわれている。きびきびとした動きとゆったりした動きがあり、武術の技能を鍛えるだけでなく、健康増進にもつながるとされている。「陳氏太極拳養芯会」(以下、養芯会)は生徒も先生もすべて日本人で構成された太極拳の教室だ。週に2回陳氏太極の練習を行っている。
 

養芯会のみなさん。武術の意識が少しでもあると練習に気持ちが入る

  養芯会は青島、東京、名古屋にも支部を持つ陳氏太極拳の教室だ。日本人講師である塚本博信さんが太極拳を教えている。塚本さんは日本人ながら伝人の資格を持っている。陳氏太極拳は太極拳発祥の地である河南省の陳家溝で昔から行われている伝統的な武術だ。「老架一路」と呼ばれる74の型を中心に指導している。
 陳氏太極拳は年齢、性別、健康状態に関わらず、個々人に合わせた養生鍛錬ができるのが特徴だ。養芯会の生徒は初心者の状態から始めたという人がほとんどだ。運動が苦手という人も中に入るが、運動神経の良しあしに関係なく技術の向上が期待できるので問題はない。
 太極拳の動作を覚える練習が基本で、補足として動作の解説や技のかけ方を練習する。先生の動きに合わせて生徒全員が同じ動作をするといった全体練習形式ではなく、生徒1人1人の進み具合に応じて練習内容を変えられる個人指導形式だ。きれいに動けるようにするために一歩ずつ練習を重ねていくスタイルで、動作を体と頭にしっかり覚え込ませることができる。先生が手取り足取り教えてくれるだけでなく、時には生徒同士でわからないところを教え合うこともある。互いに切磋琢磨しながら鍛錬を続け、健康的な体にすることを目指している。
 
<クラブ情報>
年齢層:10代から60代まで
活動日:毎週水曜日、土曜日
活動内容:陳氏太極拳の型の練習
活動場所:古北路・黄金城道付近のダンススタジオ、浦東新区東方路・藍村路駅付近のダンススタジオ
※見学・体験レッスンも随時受け付けています。ホームページよりお問い合わせください
問い合わせ先:http://www.c-sqr.net/c/cs35913/
       021-6096-0087(連絡所)
       182-1765-8446(谷口)


レベルに合わせてグループで練習。繰り出しているのは「青龍出水」


型の1つである「単鞭」。手を鞭のような動きにして相手を攻撃する型


先生が生徒の動きを見て、1つ1つの動きを熱心に指導してくれる


河南省での合宿。陳家溝にある太極拳博物館を訪れ、太極拳について学んだ

 

 先生 塚本博信さん
 仕事の関係で河南省洛陽市に滞在していたときに陳氏太極拳と出合いました。当時は胃がんの治療後で体が弱っていたため、そうした状態でも行える運動として始めたのがきっかけです。毎日6時間の練習を続け、健康な体になりました。通常は取得に10年かかるといわれる伝人の称号を、約3年で与えられました。自分自身はまだ力不足だと感じていたので、一旦断りました。しかし縁あって師範と出会い、修業を通してさまざまな人に巡り会えたことを思い返し、これも定めと感じて伝人という責任のある地位に就くことを決心しました。陳氏太極拳は動作を覚えることが大切で、それを自分で練習して身に付け、段階を踏んで修正し、体を作っていく技術です。武術や養生、歴史ある中華文化も体験できます。私を含め初心者から始めた人がほとんどですが、経験者も大歓迎です。


生徒代表 関井さん(左) 中田さん(右)
 
関井さん
 せっかく上海に住んでいるので、中国の伝統的な文化に触れてみたいと思って始めました。始めてからまだ半年ほどです。型を少しずつ覚え、しっかり身に付けられた瞬間が一番楽しいです。陳氏太極拳はとても複雑で奥深く、習得するのが難しいですが、やればやるほど面白さが感じられます。早く74全ての型をマスターしたいです。
 
中田さん
 もともと足腰が弱かったので、体を鍛えるために始めたのがきっかけでした。私も始めてから半年ほどです。最初は体が動きについていけず、足が筋肉痛になることもありましたが、今ではほとんどなくなりました。体が健康になっているという実感があります。これからも自分のペースに合わせて無理せず続け、体づくりに努めたいです。