上海万博のサウジアラビア館「月の船」が閉館

 10月8日、6年の間上海に寄り添ってきた1隻の「船」がその使命を終えた。かつて、人はその船に乗るために8時間も9時間も並ばなければならなかった。
 それは世博公園にある「月の船(月亮船)」だ。2010年の上海万博のとき、それはサウジアラビア国家館で、万博終了後、サウジアラビア政府から寄贈され、継続して公開されてきた。
 今年6月6日、上海世博集団は、規定に基づいて今年10月8日までに月の船を正式に閉館し、観光客に別れを告げると発表した。この発表以降、多くの市民が見学に訪れた。国慶節休暇の期間中には毎日4000人から6000人が訪れ、来場者は普段の2倍に達した。
 ある子ども連れの来場者は、「娘は2011年生まれで、上海万博の魅力を感じられなかった。そのためここに連れてきて、見せてやりたかった」と語った。
 サウジアラビア館「月の船」は用地の年限に達した。この土地には別の計画がある。月の船の閉館により、世博公園内にあるすべての外国館が閉館したことになる。
 記憶はまだ新しく、月の船を思い出すと、2010年のあの暑い夏に来場者が抱いた熱い思いが浮かんでくる。来場者を驚かせた球状の映像、中東の雰囲気に満ちたヤシの林、それらは私たちの心にサウジアラビア館や上海万博、そして上海の記憶を刻んだ。
(10月9日 東方網)