大陸から台湾への観光客が激減

 台湾の「中国時報」の報道によると、大陸から台湾への観光客が激減し、観光業界に打撃を与えている。台湾東部の花蓮県では、エリアで有数の観光地である太魯閣公園の夏休み中の入園者数がこれまでで最も少なくなった。エリアのホテルである台東飯店の業績は7、8割減となり、業者は「悲しげな雁の声が野山にこだまする」状況となっている。台湾北部の新北市の統計では、今年5月から7月にかけての損失が少なくとも台湾元でゃすうが2億元に達し、宿泊、飲食、娯楽関係の業者が苦境にあえいでいる。
 花蓮は観光を主産業とする県で、5月20日の台湾の政権交代以降、大陸からの観光客が激減し、土産物業、運輸業、飲食業にとって大きな痛手となっている。影響が最も大きい土産物店は大小の業者が倒産し、全盛期の2割にまで店舗数が減少した。既に離職した玉の店の店員は「政権交代の前の全盛期は毎日40を超える団体が来ていたが、現在は1日1から3団体にすぎない」と語った。
 台東飯店の関係者は「以前は大陸からの客が毎日6000人から7000人に達し、それぞれのホテルは1日3500室が稼働していた。それが1日500室にまで落ち込み、業績は7割から8割減となった。温泉の駐車場はかつていつも満杯だったが、今では閑古鳥が鳴いている」と惨状を話した。
 新北市の今年1月から7月までの大陸からの団体客は207万人余りで、前年同期との比較では4%減にとどまっている。5月以前は大陸からの観光客数が記録を更新し続けていたが、5月以降は減り続け、前年の3割から5割減となっている。新北市の関係者の話では、観光客数の減少は7割を超え、5月から7月の3カ月の観光収入の損失は台湾元で2億元を超えているという。
(9月18日 中国台湾網)