大学卒の月給がわずか160元

 大学生が卒業し求職をする季節となった。吉林省長春市のある大学を卒業した小雪(仮名)は最近、仕事のことで頭痛が絶えない。彼女はインターネットで、ある娯楽メディア会社の求人に応募し、順調に職に就いた。1カ月後、初めての給料を手にしたが、その額はわずか160元25角だった。
 
契約上の1カ月の基本給は1750
 7月18日、小雪は記者に対し自分がすでに会社を辞めたことを伝え、「5月26日に面接試験を受た。合格後、5日間の研修を受け、その後試用期間が始まった」と語った。小雪は6月1日に正式採用となり、その前に会社と試用期間の契約を結んだ。契約上の最初の給料は1750元だった。「私は基本給2500元を提示し、会社はそれを了承した。試用期間は基本給の70%の1750元となった」と小雪は経緯を説明してくれた。そして、「入社後、会社の担当者が私に仕事の成績で給料を算定すると言った。私には毎月仕事が割り振られ、1つの仕事が完成すると1点が与えられるが、完成しないと0点となるシステムだった。初めの月、私には30の仕事が割り振られ、仕事の量は非常に多かった。仕事が完成する率は低く、臨時の仕事を課せられることもあった。6月29日、担当者が私の仕事ぶりが悪いと言い、双方で話し合った結果、私は会社を辞めた。30日は正常な休みで、私は1カ月の勤務期間を満たしている」と語った。
 
1500元を引かれ給料は160
 小雪が思ってもいなかったことに、7月15日の給料日に彼女が受け取ったのはわずか160元25角だった。彼女は「私が休んだ数日分を引いたとしても、私は少なくとも1400元を受け取れるはずだ。こんな金額ではごはんも食べられない」と憤慨し、会社の担当者である女性に会った。
 「後半の仕事の点数を経営者が差し引き、1回の遅刻を加えて、差し引かれた額は1500元余りだったと総務の責任者に言われた」と小雪は話した。彼女は長春市の最低賃金が月1480元であることをインターネットで調べ、「こんなばかな話はない。私は1カ月働いて100元余りを手にしただけだ。これではただ働きと同じじゃないか」と怒りが収まらなかった。小雪の話では、彼女の友達も同じ会社で働き、最初の月の給料はわずか145元だった。
 
会社側は彼女が利益をもたらさなかったと反論
 同じ日、記者は小雪が働いていた会社に連絡し、担当者の女性に話を聞いた。彼女は「私は彼女にわずかな給料しか渡せなかった。その主な原因は、彼女が会社に利益をもたらすことができなかったことにある。仕事の成績は勤務時間の長さで決まるものではない。彼女の普段の態度はだらしなく、会社に一定の損失を与えた。彼女は1カ月勤めたが、何の仕事をしたのか。私は彼女に事の経緯を1つ1つ説明することができる」と反論した。
 また、この女性は「小雪は応募の際、多くの仕事に従事したことがあると言った。しかし、実際の仕事の中で、小雪には仕事の経験がないことがわかった。彼女の仕事は計画案を作成することで、文書を書かなければならなかったが、多くのことで私が教えなければ何もできなかった」と不満を語り、最後に「もし彼女が給料の件で異議があるのなら、労働部門の仲裁を申請してくれてもかまわない」と言った。
 
企業には給料引き下げの説明責任がある
 この件について、記者は1人の弁護士に話を聞いた。その弁護士は「試用期間の契約にある会社が段階的あるいは臨時的に仕事を要求するという項目が違法かどうか、会社側が最低賃金を下回る給料にした法的根拠を示したかどうかが争議の焦点だ。小雪は会社が登録している労働監察部門に訴え、給料引き下げの根拠と責任を問うことができる」と説明した。さらに卒業生は入社時に会社と正式な労働契約を結ぶべきだとアドバイスした。
(7月19日 新文化報)