中国の26省1192県で洪水の被害

 6月30日から長江中・下流域、西南地区東部などで今回の増水期に入って最も強い雨が降り続き、7月3日午後4時に太湖の水位が4.64メートルにまで上昇し、警戒水位を0.84メートル超えて、1954以降で4番目に高い水位となった。
中国国家洪水・干ばつ対策総指揮部弁公室(国家防弁)の発表では、3日までに全国の26省(区、市)1192県が洪水の被害に見舞われ、被災者3282万人、死者186人、行方不明者45人、倒壊家屋は5万6000棟に達している、直接の経済損失は約506億円に上っている。ゃて
 国家防弁の分析によると、今回の豪雨の特徴の1つは雨の範囲が広いことだ。降雨の範囲は太湖、長江、淮河の三大流域に広がり、雨量100ミリと50ミリの面積はそれぞれ31万平方キロ、63万平方キロに及んでいる。2つ目の特徴は累計の雨量が多いことだ。局地的な雨量は150ミリから280ミリに達している。3つ目は中小の河川で水位の上昇が激しいことだ。91の河川が警戒水位に達し、湖北省の挙水など5つの河川では過去の記録を更新する大洪水となっている。4つ目は湖北、安徽、江蘇、湖南などの省で被害が大きいことだ。湖北省の挙水、灄水などで堤防が決壊し、安徽省の巣湖では湖の水を下流の西河へ流し続けている。
 4日午後6時、中央気象台は豪雨オレンジ色警報を継続して発令し、4日午後8時までに湖北省東南部、湖南省東北部および西部、安徽、江蘇両省の長江沿い、貴州省東南部などで局地的に100ミリから200ミリに達する激しい雨が降ると予報している。
 5日から主要な降雨エリアが次第に北に移り、強い雨の中心は黄河以南から淮河以北のエリアの中南部、長江以北から淮河以南のエリアの北部、湖北省中南部、西南地区東部などになると見られている。
 国家防弁は、今後3日間、長江中下流域、洞庭湖、鄱陽湖の全域で警戒水位を超えるほか、太湖では水位が引き続き緩やかに上昇すると見ている。
(7月4日 新華社)