バスで行く上海の小さな旅 17路(2015年12月号)

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12月は日本で「師走」と呼ばれ、忙しい月の代表のように考えられています。上海でも仕事と生活の両面で何かと忙しくなります。今回は忙しいときに使い勝手のいい「17路」のバスに乗りました。このバスは上海の母なる川である黄浦江に架かる盧浦大橋のたもとから出て、田子坊、新天地、南京東路、七浦路といった上海の名所の近くを走ります。新しい年を迎えるに当たり、上海をもう一度見直してみようと思ったときにもぴったりな路線だといえます。


蘇州河に架かる河南路橋を渡る17路のバス。背後の建物は80年の歴史を刻むアパート「河濱大楼」だ


起点は盧浦大橋の高架下(最寄りのバス停01)
起点は盧浦大橋の北、橋に向かう高架道路の下のバス停だ。数本のバスの発着点になっている。バス停の東は2010年の上海万博の浦西エリアとなった場所で、少しずつ開発が進んでいる。

 
田子坊のアトリエ街(最寄りのバス停04)
田子坊は上海の新しい観光名所としてすっかり定着した。小さな店と路地が迷路のように入り組んでいる。東部にあるアトリエ街がこの地の発展の始まりで、多くの芸術家の作品を見ることができる。


 新天地にある歴史の名所(最寄りのバス停06)
新天地も上海の新しい観光名所だ。計画的に再開発されたため田子坊より整然としている。一角には中国共産党生誕の地となった「一大会址」がある。当時の面影はないが、一度は訪れたい名所だ。
 

夜に訪れたい焼烤街(最寄りのバス停07)
寿寧路は淮海路と西蔵路の交差点の少し南にある短い道だ。ここには炭火焼きの「焼烤」やザリガニ「龍蝦」の店がずらりと軒を並べている。夜はかなりのにぎわいとなり、中国らしい風情を感じる。

 
南京東路の新スポット(最寄りのバス停08)
南京東路は上海を代表するショッピングストリートだ。その一角に日本の大丸が資本参加した新しいデパート「上海新世界大丸百貨」がある。中央部が巨大な吹き抜けになっているのが特徴だ。
 

安い衣料品といえばここ(最寄りのバス停09)
バスは河南路橋を渡るとすぐに七浦路服飾市場に着く。安い衣料品といえばここと上海在住の外国人にも知られている。偽物も多いとされているが、ずらっと並んだ商品を眺めるだけでも楽しめる。

 
若者も多い1933老場坊(最寄りのバス停10)
沿線に1933老場坊がある。ここはかつて東洋一といわれた食肉処理場で、2008年にアートスポットとして生まれ変わった。おしゃれなレストランやカフェもあり、多くの若者が訪れている。

 
終点は特徴のない住宅街(最寄りのバス停12)
終点のバス停は、楊浦区の特にこれといった特徴のない住宅街にある。幹線道路から少しはずれているので人通りも少ない。近くには小さな商店が並んでいる。バスはここで少し停車して発車する。
 
 
17
 
01 卢浦大桥
02  打浦桥
03  陕西南路建国西路
04 建国中路瑞金二路
05 复兴中路重庆南路
06  济南路复兴中路
07  西藏南路淮海东路
08  江西中路汉口路
09  河南北路天潼路
10  周家嘴路新建路
11  周家嘴路保定路
12  唐山路通北路
 
※主なバス停のみ
 
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